Thunderbird 60.0 メールボックスの仕様変更でエラー
ThunderbirdがMozillaの庇護を受けられなくなり、独自の道を歩むことになったのは多くの人が知るところだと思います。
その関係で、Mozilla時代のThunderbirdのオートアップデートは52.Xまでのようで、新規にThunderbirdをインストールするとバージョンが飛んで60.0以上になっているはずです。
ところが60.0以上にしたときに、メールボックスの仕様変更があったようです。
簡単に言うと、日本語のフォルダ名がこんな感じに→ac731a18.sbd変えられて生成されるようになったのです。
この状態で、古いバージョンのThunderbirdから移行したところ、ある日突然メールボックスの数が激減していて焦りました。
よくよく確認してみると、日本語のメールボックス名のものが全部読めなくなっています。
Profileフォルダ内を確認すると、文字化けしたメールボックス/msfと、日本語のフォルダや.msfができている。
で、メッセージのファイルのサイズが0になっていたりします。
そこで、新規にプロファイルを作成してみて、日本語メールボックス名をつけてみたところ、文字化けするのがわかったわけです。
たぶん、古いもので日本語名がついていたメールボックスが、新バージョンで読み込むときに、何らかの形で変換かなにかがかかり、その際にメールボックスが壊れてしまうのではないかと推測しました。
とりあえず、新規プロファイルで、古いメールボックスの中から生きていそうなメールボックスを一つずつコピーしてみたところ、読み込むことができました。
(たぶんこの時に日本語のメールボックスのファイル名を英語に直しておいた方がよいです)
新バージョンでは日本語を英数字の羅列に変えてくれるのですが、これだと、何のメールボックスなのか、Profileフォルダで見たときにわからないのです。
なので、新バージョンのThunderbirdでは、できればメールボックスは英語名にしておいたほうがよさそうです。